猫のアトピー性皮膚炎

2026年08月21日

こんにちは。茨木市のOK動物病院です。
当院では、日々さまざまな皮膚トラブルを抱えたわんちゃん・ねこちゃんの治療を行っています。
今回は、当院で実際に治療を行った「アトピー性皮膚炎」のねこちゃんの症例をご紹介します。


しばらく前からお腹をよく舐めて耳周りに痒みがあるため来院されました。
お腹の皮膚は炎症が強く少しただれている部分もあります。右耳の周りは赤い湿疹があり毛並みも悪く、見るからに痒そうです。


●考えられる原因

・アトピーやアレルギー
・細菌
・真菌
・寄生虫
・心因性(ストレスによる過剰な舐めなど)
・その他


見た目だけで判断せず、原因をしっかり特定することが大切です。
今回は、耳の中の観察に加え、寄生虫・真菌・皮膚の分泌物検査を実施しました。
その結果、細菌の二次感染を伴った「アトピー性皮膚炎」と判断し、最適な治療を開始しました。


●治療開始から2週間後の変化

治療を始めて2週間後。再び見せていただくと、痒みはほとんどなくなり、ただれていた皮膚もだいぶきれいになってきました。
(※完全にきれいに治るまでは、お薬の量をうまく調節しながらもう少し治療を継続します。)




●お薬だけに頼らない治療方針

アトピー性皮膚炎は「完治」させることが難しい慢性疾患です。
そのため、これからも長く上手にお付き合いしていく必要があります。
当院では、お薬だけに頼り切る治療ではなく、ねこちゃんの体への負担をできるだけ減らすために、以下のような治療も併せてご提案しています。


・フード内容の見直し
・皮膚に特化したサプリメントの活用
・飼育環境の見直しや正しいスキンケア

 


●最後に

一昔前と比べても、わんちゃん・ねこちゃん共に皮膚病に悩む子がとても増えたと感じています。
皮膚病も他の病気同様長い慢性経過をたどるとなかなか治療が難しくなります。
何か異常を感じたらぜひお早めに受診してあげてください。