夏に増える皮膚病

2026年07月02日


夏になると増えてくる皮膚病の一つに、【膿皮症】という病気があります。

皮膚のバリア機能がトラブルを起こして毛穴や皮脂腺に細菌感染が起きて写真のような皮膚病変ができます。
ひどい時は体中にできる時もあり、強いかゆみも伴います。

治療は、ごく軽症の場合には外用薬で治療することもありますが、基本的には細菌を抑えるために抗生剤の内服薬と薬用殺菌シャンプーを使用します。
しっかり抑えきらないとすぐ再発することもありますので、数週間の継続治療が必要になるケースが多いです。
また、治りが遅い場合には、保湿などのスキンケアや皮膚のサプリメントを併用することもあります。

それでも治りが乏しい場合には、膿皮症の背景に、甲状腺機能低下症やクッシング症候群やアトピーなどの基礎疾患が隠れていることがありますので血液検査を実施します。

さらに、膿皮症によく似た皮膚病として、免疫異常が関係する【天疱瘡】があり、必要に応じて皮膚の組織検査を行うこともあります。

標準的な治療を行なっても治りが悪い場合には、治りの悪くなる原因が他にないか改めて調べることが大切です。

体に写真のような赤い湿疹やかさぶたなどを見つけた場合は、早めに受診をおすすめします。