2026年03月12日
今回は僧帽弁閉鎖不全という心臓病から肺水腫が発症したワンちゃんです。
僧帽弁閉鎖不全は中高齢のワンちゃんに時々見られる心臓病です。
肺水腫とは簡単にいいますと、肺の中に水分が溜まり呼吸困難になる命にかかわる病態です。
今回は4ヶ月前に心臓病が見つかり内服薬にて治療していましていましたが呼吸が荒いと受診されました。

レントゲンを撮ったところ肺水腫(赤丸)が認められました。
また苦しいために必死で息をしてるため胃に空気も溜まっています(青丸)
このままでは亡くなる可能性も充分あるため入院管理の元で酸素吸入・利尿剤・循環を改善させる薬剤を点滴しました。

治療の甲斐あって肺もキレイになり呼吸も落ち着いてくれました。
僧帽弁閉鎖不全症は決して珍しい病気ではありません。当院の規模でも現在ざっと8〜10頭ぐらいのワンちゃんが治療のため通院しています。
その中で一番若く発症したワンちゃんは6歳での発症でした。
犬の僧帽弁閉鎖不全は早期に治療を始めた方が長生きできるというデータがあります。
昔に比べて使える薬が増えたことで肺水腫などの緊急治療が必要な状態に陥ってしまう事も減ったと感じます。
少しでも早く病気を見つけ治療を始めるために5歳を過ぎたワンちゃんは年に2〜3回程度心音のチェックに受診していただく事をお勧めします。
当院では病気の早期発見早期治療のためにペットドックを推奨しています。
詳しい内容はこちらまでお願いします。→ https://ibaraki.jpbvet.com/news/2437/
(冬のキャンペーンは終了しています)



