2025年05月28日
※矢印部分が脾臓腫瘍です
先日、早期発見・早期治療の大切さを改めて感じた出来事がありました。
上のエコー写真は約9歳トイプードルの脾臓です。アトピーと胆泥症のため定期的に通院されています。
胆泥症の定期検査のために肝臓と胆のうのエコー検査をしたところ、たまたま映った脾臓に腫瘍が認められました。
脾臓の腫瘍は良性悪性に関係なく大きくなってしまい、お腹の中で出血して緊急手術が必要になることが多いです。
このワンちゃんは早期に発見できたため、手術を受けていただき脾臓を切除して事なきを得ました。
あとは、良性なのか?悪性(癌)なのか?ですが結果は良性でした。
本当に早く見つかってよかったと改めて思いました。絶対とは言えませんが、今回の検査で見つからなければ知らない間に大きくなり腫瘍が破裂してお腹の中に出血して危ない状況になっていた可能性も高いです。
今回のように元気に見えて実は大変な病気が隠れていることも珍しくはありません。犬猫では症状が出た時には残念ながらすでに病気が進行した状態で見つかることが多くあります。
少しでも早期に病気を見つけるために当院ではペットドッグを推奨しています。
ぜひお気軽にご相談ください。