2025年05月27日
中高齢になると皮膚表面に俗にいう【イボ】が出来てくることがあります。小さい間はそのままにしていても特に問題はありません。ただ、大きくなったり、炎症を起こすと動物たちも気になるようで、さらに出血したり痒みが出たりするともっと気にするようになります。
特に高齢になると持病があったり、体力が落ちていたり、手術で切除するのが難しくなってくるケースも多いですし、イボぐらいで手術はしたくないと思われる飼い主様も多いと思います。私も飼っている猫にイボが出来ても実際そう思います。
こういった時に、全身麻酔による手術以外にもレーザー治療・凍結処置・電気メスによる簡易切除などでも対処可能です。
それぞれにメリットデメリットがありますが、当院では電気メスによる簡易切除でも対応するようにしています。
この写真は17歳の高齢ネコですが、電気メスによる1回の治療で簡単に取れました。特に嫌がって暴れることなく、スムーズに処置が出来ました。取った跡は傷のようになっていますがこれはすぐに自然に治ります。
このようにイボやできものが出来たりしても高齢だから処置をあきらめている飼い主様もおられるのではないかと思います。
是非そのような時は相談してください。
全身麻酔無しでも対処できる方法を、可能な限り提案させていただきます。(もちろん例外もあります)
皮膚にイボや何かわからないできものを見つけられた際はできるだけ大きくなる前にお気軽にご相談ください。