犬のアトピー性皮膚炎

2025年05月27日

このワンちゃんは6歳の柴犬で約2年前から痒みが強く、セカンドオピニオンで来院されました。

いたる所に脱毛が認められ、皮膚も硬くなり黒ずんで脂漏が認められました。当院に受診していただいた際は、『慢性的にこじらせている』状態でした。

 

まずは、いちから見直すためいくつかの検査をご提案し、寄生虫検査・真菌検査・皮膚の分泌物の検査・甲状腺検査をさせて頂きました。

検査の結果、寄生虫や真菌の可能性は低く細菌感染が認められましたが2次的なものと判断しました。

 

発症年齢や経過からアトピー性皮膚炎による慢性的なトラブルと考え治療を開始しました。

 

こちらは約1か月後の写真です。

 

痒みもほとんどなくなく皮膚も軟らかくなりベトツキもだいぶ軽減しました。

これからも治療は続きますし、まだまだきれいな皮膚とは言い切れません。ただ、飼い主さまが飼い主様にも週2回、2種類の薬用シャンプーを頑張っていただいたおかげもあり、思ったよりもよくなってくれました。

これからも治療は続きますが少しでもワンちゃんと飼い主様の手助けができるように心がけたいと思います。

皮膚のトラブルでお悩みがありましたぜひご相談くださいね。